政治家の給料はいくら?国会議員・地方議員・外国の議員の詳細を調査

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政治家の給料はいくら?国会議員・地方議員・外国の議員の詳細を調査

高給取りというと、スポーツ選手や大企業の社長と並んで「政治家」を思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、政治家と一口に言っても国会議員と地方議員では給与が異なり、議長や大臣などの役職を兼ねるとさらに大きく変わります。政治家の給料と外国の議員給与について紹介します。

政治家の給料1.国会議員の場合

政治家の給料1.国会議員の場合

国会議員の給与を「歳費(さいひ)」と呼び、「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」で決められています。議長や大臣などの役職がつかない一般議員の歳費は1,294,000円です。

また、年に2回、期末手当が支給されます。期末手当とはボーナスのことで、他の公務員と同じく6月と12月に支払われます。期末手当は個人によって金額が異なることがありますので、以下の表ではおおよその金額で算出しています。

<平成30年の国会議員の給与>

給与支給額
1ヶ月の給与約130万円
6月のボーナス約296万円
12月のボーナス約333万円
年収約2,181万円

給与と賞与以外の手当も多い

基本の年収は2,200万円弱ですが、その他にも下記の補助があるため実際はさらに多くのお金を使えます。現金として支給される補助だけを合わせても、年間約2,000万円を利用できますから、トータルで4,200万円ほど支給されることになります。なお、文書通信交通滞在費は課税対象外ですので、所得税や住民税を課せられません。

<給与と賞与以外の手当>

細目金額
文書通信交通滞在費月額100万円
立法事務費月額65万円
JRや航空券などの特殊乗車券無料
特殊乗車券以外の乗車券無料

議長や大臣になった政治家は給与が変わる

特に役職がつかない国会議員でも年4,200万円ほどの収入を得ますが、衆議院議長や参議院議長、大臣になるとさらに給与が増えます。

<平成30年の衆参両院議長の給与>

給与支給額
1ヶ月の給与約217万円
6月のボーナス約496万円
12月のボーナス約559万円
年収約3,659万円

<平成30年の国務大臣の給与>

給与支給額
1ヶ月の給与約147万円
6月のボーナス約390万円
12月のボーナス約440万円
年収約2,589万円

上記の年収に一般の国会議員と同じ手当がつきます。そのため、現金支給分だけを計算しても、衆参両院議長は年間5,600万円ほど、国務大臣は4,500万円ほどを使えることになります。

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政治家の給料2.地方議員の場合

政治家の給料2.地方議員の場合

次は地方自治体の政治家の給与を見ていきましょう。法律で給与が定められている国会議員とは異なり、地方議員は都道府県ごとに議員報酬が異なります。月額議員報酬と政務活動費を紹介します。なお、実際にはこれらの金額に加えて期末手当(ボーナス)やその他の手当てが支給されます。

都道府県議員報酬(月額)政務活動費(月額)年収
東京都1,022,000円600,000円19,464,000円+手当
愛知県977,000円500,000円17,724,000円+手当
神奈川県970,000円530,000円18,000,000円+手当
京都府960,000円500,000円17,520,000円+手当
大阪府930,000円490,000円17,040,000円+手当
北海道900,000円430,000円15,960,000円+手当
愛媛県820,000円330,000円13,800,000円+手当
石川県780,000円300,000円12,960,000円+手当
秋田県780,000円280,000円12,720,000円+手当
鳥取県757,000円250,000円12,084,000円+手当
沖縄県750,000円150,000円10,800,000円+手当
山形県746,000円280,000円12,312,000円+手当

※議員報酬の高い順に並べています。2018年度の議員報酬がもっとも高い都道府県は東京都で、もっとも低い都道府県は山形県でした。

市区町村議員の給料の目安

市区町村議員も、地域ごとに議員報酬が異なります。月額議員報酬と政務活動費を紹介します。なお、実際にはこれらの金額に加えて期末手当等の手当てが支給されます。

市区町村議員報酬(月額)政務活動費(月額)年収
名古屋市990,000円500,000円17,880,000円+手当
京都市960,000円400,000円16,320,000円+手当
横浜市953,000円550,000円18,036,000円+手当
福岡市880,000円550,000円17,160,000円+手当
大阪市880,000円475,000円16,260,000円+手当
江戸川区(東京都)621,000円200,000円9,852,000円+手当
港区(東京都)610,000円150,000円9,120,000円+手当
名護市400,000円300,000円8,400,000円+手当
草津町(群馬県)225,000円0円2,700,000円+手当
御蔵島村(東京都)100,000円0円1,200,000円+手当

※議員報酬の高い順に並べています。2018年度の議員報酬がもっとも高い市区町村は名古屋市で、もっとも低い市区町村は御蔵島村(東京都)でした。

政治家の給料3.外国の議員の場合

政治家の給料3.外国の議員の場合

日本の国会議員の給与は、海外の国会議員の給与と比べても高い水準にあります。各国の国会議員の給与を以下にまとめました。なお、議員報酬と期末手当のみを合算した数字ですので、日本での文書通信交通滞在費などの諸手当は含めていません。

国会議員の報酬日本円換算
日本約2,200万円約2,200万円
アメリカ174,000USドル約1,900万円
韓国約1億3,800万ウォン約1,300万円
イギリス79,468ポンド約1,100万円

※各データは2019年4月時点のものです。日本円換算は2019年6月17日時点のレート(1USドル=108.55円、1ウォン=0.0914、1ポンド=136.66円)で計算しています。

政治家が給料なしのボランティアで働く国もある

国会議員は議員報酬が設定されていることが多いのですが、地方議員は無給で働いていることが多いです。例えばイングランドでは議員が名誉職と考えられていますので、議員報酬はありません。ただし、ロンドン議会議員のみは議員報酬を受けています。また、ドイツにおいても議員は名誉職とされています。議員活動にかかった実費は各地方自治体から受け取ることはできますが、議員報酬自体は低額に設定されています。

その他にも、議員報酬がない国としてスウェーデンを挙げられます。スウェーデンでは議員が専業職ではなく兼業職とみなされていますので、本業で収入を得、議員職では収入を受け取りません。

政治家の給料はどうやって決まる?

政治家の給料はどうやって決まる?

日本では、政治家の給料は、歳費がベースとなり、歳費から期末手当が計算されておおよその金額が決まります。国会議員の場合は約2,200万円です。

ただし、その上に文書通信交通滞在費などの特別な手当が加算されますので、実際に受け取っている金額は4,200万円近くになります。また、議長や大臣といったポストに就くと、歳費が一般議員よりは高額になるため、期末手当の金額も高額です。

政治家の給料や経費は税金から支払われる

国会議員も地方議員も公務員ですから、給料や経費は国民・市民から徴収された税金で支払われます。納税者は単に税金を納めるだけでなく、「税金が正しく使われているのか」を監査する義務も持ちますので、国会議員や地方議員の給料が適当なのか見極める必要があります。また、国会議員や地方議員が本当に給料に見合う働きをしているのかについても、厳しく監査する義務があります。

政治家の給料に見合う働きをする人に選挙で投票しよう

日本の国会議員の給料は、世界的に見ても高い水準です。給料が高いということは、それに見合う働きが期待されているということでもあります。納税者は選挙において、給料に見合う働きをしている議員、そして、給料に見合う働きを期待できる議員に投票するようにしましょう。

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