不登校の現状とは?対象の児童生徒数や原因・きっかけ等を紹介

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三角座りで顔を隠している子ども

不登校とは、病気や経済的な理由以外の理由で、30日以上学校を休むことを言います。

現在、日本では不登校の児童・生徒が増加しており、社会問題になっています。

この記事では、不登校の現状と原因・きっかけなどについて解説します。

みらいちゃん右向き「素」

不登校になるきっかけや、個人個人の状況はさまざまになるけど、「『不登校』の全体的な現状を知ることで、落ち着いて考えてみよう」という話だね

ちずお先生左向き「素」

そうだね。
不安になってしまうのは自然だけど、不安なだけでは、とてもつらい。

統計データの数字を見るのは、ひとつの参考になるんじゃないかな。

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不登校の現状は?統計データから見る

校舎

心理的な理由、あるいは情緒的、身体的、社会的な理由によって、登校することが難しい状況もしくは登校できない状況にあり、なおかつ年間30日以上学校を休むことを「不登校」と呼びます。

ニュースに取り上げられることも多い「不登校」ですが、実際にはどの程度の生徒たちが不登校の状態にあるのでしょうか。

まずは、文部科学省の統計データから、日本の不登校の現状を見ていきましょう。

不登校の児童・生徒数

文部科学省の調査によりますと、不登校の小中学生は164,528人で、児童・生徒全体の1.7%を占めています。

また、不登校の高校生は52,723人で、高校生全体の1.6%を占めています。

学校区分別に見ると、公立校の生徒が不登校になっている割合がもっとも多いです。

<不登校の児童・生徒>

国立公立私立全体
小学生124人(0.3%)44,471人(0.7%)246人(0.3%)44,841人(0.7%)
中学生472人(1.5%)114,379人(3.8%)4,636人(2.0%)119,687人(3.6%)
高校生62人(0.6%)39,623人(1.8%)13,038人(1.3%)52,723人(1.6%)

<参考:文部科学省「平成30年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」

不登校の児童・生徒数を学年別で見る

小学1年生から中学3年生まで、学年が高くなるごとに不登校の生徒が増えていることが分かります。

しかし、高校に入学すると、不登校の生徒は一気に減ります。

その後、学年を追うごとに緩やかに不登校の生徒が減り、高校3年生の時点では10,000人を切ります。

<学年別の不登校児童数・生徒数>

小学生中学生高校生
1年生2,296人31,046人13,481人
2年生3,625人43,428人12,400人
3年生5,496人45,213人9,082人
4年生8,089人-447人(定時制)
5年生11,274人--
6年生14,061人--

※単位制高校に通う17,313人の不登校の生徒については上記の表には含めていません

約1/4の生徒は不登校から中途退学を選ぶ

小学校・中学校は義務教育のため、欠席が続くからといって途中退学になるケースはあまりありません。

しかし、高校では、欠席日数が増えたり、本人が退学の意思を示したりするときは、途中退学になることもあります。

実際に、不登校の高校生の1/4以上が、中途退学の道を選択しています。

<不登校から中途退学を選択した生徒数>

国立公立私立全体
高校生17人(27.4%)10,075人(25.4%)3,295人(25.3%)13,387人(25.4%)

不登校になった原因・きっかけ

不登校になった原因やきっかけは、生徒一人一人によって異なります。

分類不能な状況や原因不明なケースを除くと、小中学生では「家庭生活にかかる状況」がもっとも多いです。

次いで、「いじめを除く友人関係」が多く、「学業の不振」、「転入学・進級時の不適応」が続きます。

「教職員との関係」によって不登校になるケースは、小中高と進学するごとに減っていきます。

<不登校になった原因>

小学生中学生高校生※
1位家庭生活にかかる状況家庭生活にかかる状況いじめを除く友人関係
2位いじめを除く友人関係いじめを除く友人関係学業の不振
3位学業の不振学業の不振家庭生活にかかる状況
4位転入学・進級時の不適応転入学・進級時の不適応転入学・進級時の不適応
5位教職員との関係進路にかかる不安進路にかかる不安

※単位制ではない全日制高校

みらいちゃん右向き「素」

『不登校』とは、「心理的な理由、あるいは情緒的、身体的、社会的な理由によって、登校することが難しい状況もしくは登校できない状況にあり、なおかつ年間30日以上学校を休むこと」を指すんだね。

ちずお先生左向き「素」

平成30年度の文部科学省の調査データによると…
不登校の小中学生は164,528人で、児童・生徒全体の1.7%。
不登校の高校生は52,723人で、高校生全体の1.6%。

みらいちゃん右向き「哀」

数字で見ると、つい「多い・少ない」の話になっちゃうけれど…。

「この数字は、実際は多くの子どもたちであり、一人ひとりが何かしらの苦しい状況になっている」と、寄り添う気持ちがないといけないね。

ちずお先生左向き「楽」

不登校となっている児童・生徒の数は、あくまで『不登校の定義』で調査されたもの。

不登校に近い状況、あえて言うなら「不登校予備軍」な子どもたちもいると考えれば、その家族も含め、まだまだ潜在的に苦しい立場の人たちがたくさんいることになる

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不登校の現状に対し、国の対策は?

文部科学省の建物入り口

不登校の生徒に対しての国の方針は、「登校する」ことに目標を置くのではなく、「社会的な自立を目指す」ことに主眼を置いています。

子どもによっては、不登校の時期に自分自身を見つめ直すことができることもあります。

もちろん、学業が遅れないように配慮する必要はありますが、無理に登校させることによる不利益にも配慮しなくてはいけません。

不登校は早期対応が大切です。

できれば予兆が見えた時点で対応し、校長が先陣を切って、教員やスクールカウンセラーなどの専門スタッフと連携して支援体制を構築します。

生徒を理解するためには、定期的な家庭訪問・電話も有効です。

児童の様子に不審な点があるときは、児童相談所や警察に相談することも必要になるでしょう。

登校が難しいときは、教育支援センターや民間施設による指導も検討します。

学校に行かなくても学習を支援する体制を整え、適切な進路指導を実施していきます。

児童・生徒が再登校できるようになったなら、温かい雰囲気で迎えることも大切です。

教室に行くことが難しい場合は、保健室や相談室などへの登校も検討していきます。

<参考:文部科学省「「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日」

不登校特例校

小中高ごとに教育課程を細かく定めてられているため、不登校になった子どもにとっては教育継続が困難になることもあります。

そこで国では、独自の教育課程を編成できる「不登校特例校」を設け、子どもに合わせた教育を実施できるようにしました。

令和2年4月1日時点では、不登校特例校は15校(公立7校、私立8校)あります。

<参考:文部科学省「不登校児童生徒の実態に配慮して特別に編成された教育課程に基づく教育を行う学校の概要」

子どもが不登校になったら?家庭内でするべきポイント

手をつないでいる親子

不登校には、早期に気付くことが大切です。

学校に行かない期間が長引くと登校しづらくなるので、できれば不登校になる前に気付くようにしましょう。

次のような様子が見られたときは、子どもと向き合う時間を作り、悩みを真剣に聞いてください。

<不登校の予兆の例>

  • 朝になると不調を訴える
  • 学校のことを話さなくなる
  • 以前よりも表情が乏しくなっている

すでに不登校になっているときは、無理に学校に行かせようとするのではなく、どうすれば行きやすいと感じられるのか、子どもに聞いてみてください。

学校側とこまめに連絡を取り、家庭と学校の両方から登校しやすい状態を作っていきましょう。

不登校問題で思いつめる前に!相談先を探そう

電話で不登校の相談をしている女性

不登校には、さまざまな原因が絡み合っていることが多いです。

家庭の問題で不登校になるケースも少なくありませんが、通常、家庭にも学校にも何かしらの原因があるため、学校側と協力して問題を解決していく必要があります。

親は家庭だけで解決しようと思いつめるのではなく、外部の人間に相談することも検討してください。

地域の児童相談所や児童相談センター、児童家庭支援センター、教育センター、ひきこもり地域支援センターでは、子ども自身の悩みや子どもを持つ親の悩みに対応しています。

不登校の現状や対策、相談先を知ろう!一人で悩まないで

不登校を放置すると、子どもの教育や進学、就職の機会を失わせることになります。

現状を把握した上で、早めに対応することが大切です。

一人で悩むのではなく、まずは学校や支援機関に相談してみましょう。

みらいちゃん右向き「喜」

どのような原因・きっかけであっても、不登校の悩みをひとりで抱えないで!

まずは、相談できる場所を探して、実際にコンタクトして欲しいな。

ちずお先生左向き「喜」

できれば、相談先は複数あるといいね。

家族や知人・友人、学校や行政、民間の支援団体など。
万が一「相談したけど、ダメだった」となっても「他の手段・相談先を考えよう」となれば、八方ふさがり、という状況にならずに済むから。

みらいちゃん右向き「喜」

この記事を読んだ人に、他におすすめの記事はある?

ちずお先生左向き「楽」

次の記事などがよく読まれているよ。ぜひ、あわせて読んで欲しい。

おすすめ【不登校の原因と対応方法のまとめ

おすすめ【不登校の定義とは?文部科学省による7つのタイプもわかりやすく紹介

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