DV時の心理とは?ドメスティックバイオレンス加害者・被害者の傾向

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DVする男性と怯える女性

DV(ドメスティックバイオレンス、家庭内暴力)が問題になると、決まって「なぜイヤなら逃げないんだ?」と被害者を責める声が出てきます。

被害者に寄り添うはずの家族であっても「なぜ逃げない?」と問い、さらに被害者を追い詰めます。

加害者・被害者の心理状態についてまとめましたので、ぜひご覧ください。

DV時の心理傾向【加害者の場合】

握りこぶし

被害者の心理を知る前に、まずは加害者の心理を知っておきましょう。

本来、家族はもっとも身近な存在で、無条件で愛し、守らなくてはなりません。

しかし、大切な家族に暴力をふるう人もいます。

暴力はかならずしも身体的攻撃とは限りません。

精神的に追い詰めるDVやモラルハラスメントもあり、外部から気づきにくいケースも多いです。

加害者の心理傾向1.過去の体験や環境から「暴力」に疑問を持たない

DV加害者自身が、過去にDVの被害者であったというケースは少なくありません。

小さなころから親や”きょうだい”(兄・弟・姉・妹のすべてを含む)による暴力を受けていたため、暴力が日常的になってしまっているケースです。

「大人というものは子どもを殴るもの」「男性は女性に暴力をふるうもの」と、何の疑いも持たずに信じており、自分が大人になったとき、あるいは結婚をしたときに、暴力が自然に出てしまいます。

暴力の記憶がフラッシュバックしたために、DVが始まるケースも多いです。

怒鳴り声や自分自身の暴力行為から、幼いころのDVの記憶がよみがえり、歯止めが利かなくなってDVを繰り返してしまいます。

加害者の心理傾向2.表現方法が下手!自分が否定されることを嫌がる

「家族に受け入れてもらいたい」という思いから、DVに発展するケースもあります。

たとえば、夫婦は元々別の家庭で育った他人ですから、生活習慣や考え方が違うのは当然ですし、何度も話し合いを重ねており合わせていかなくてはなりません。

しかし、話し合いを面倒に思い、身体的・精神的暴力で相手を支配しようとする人もいます。

また、家族に「それは間違っているよ」「ちょっと直したら」とアドバイスされることを「家族から否定された」と感じ、暴力の形で反応することもあります。

家族などの周囲の人々と気持ちを通わせることを「面倒だ」と感じる人に、よく見られる現象です。

加害者の心理傾向3.「自分が正しい」と思い込んでいる

「間違っているのは家族だ」「私は家族の犠牲者だ」と感じている人も、暴力という形で感情を爆発させることがあります。

常に『自分が正しい』と思い込んでいるため、家族の気持ちや言い分に耳を傾ける余裕がありません。

「その考え方は変じゃない?」と家族に矛盾点を指摘されると、つじつまの合わない論理を次々と述べ立てます。

論理が破綻すると、怒鳴り声や暴力でねじ伏せ、家族を恐怖感で支配しようとするのです。

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DV時の心理【被害者の場合】

女性を足蹴にするDV男性

DV加害者は、自分では「筋が通っている」「私が怒るのはもっともだ」と思っていても、実際のところは論理が破綻しているものです。

また、コミュニケーションを重視せず、家族と分かり合おうとするのではなく、一方的に支配しようとするところも、DV加害者によくある特徴です。

では、DV被害者はどのような気持ちで過ごすのでしょうか。

なぜ一方的な支配を受けても耐えてしまうのか、被害者特有の心理状態について見ていきましょう。

被害者の心理傾向1.恐怖に支配されて逃げられなくなっている

あまりにも強い恐怖感を覚えると、怒りや反発といった感情が生まれる前に、体と心がフリーズしてしまうことがあります。

頭がいつものように働かず、つい理不尽な要求を受け入れてしまうという方もいるでしょう。

「あんなひどい行為を黙って我慢する必要はなかったのに…」と、後で冷静に考え直すことはあります。

しかし、「もし逃げてしまったら、もっとひどく暴れるかもしれない」「私が逃げたら、子どもたちに暴力をふるうかもしれない」と恐怖感が募り、怖いという気持ちを抱えながらもその場にとどまってしまうのです。

被害者の心理傾向2.「暴力を受けるのは自分が悪いから」

DV加害者の中には「怒りたくないけれど、家族のためにあえて怒っている」というスタンスを取る人が多いです。

本当に家族のためを思うなら、怒るのではなく説明をするべきなのですが、「家族のために」という言葉を何度も繰り返すことで、家族はもちろん自分にも暗示をかけるのです。

暗示にかかった家族は、「暴力をふるわれるのは自分が悪いからだ」と思うようになります。

周囲が「暴力を受けているんじゃないの?」と心配しても、「私が悪いから仕方がないのよ」「しつけだから」とDV加害者を正当化し、共依存するようになります。

被害者の心理傾向3.「自分がいないと相手がダメになる」

暴力をふるった後、急に態度を変えて「悪かった」「本当はこんなことをしたくなかった」と被害者に泣きすがるDV加害者は少なくありません。

そんな弱い面を見せられることで、「私が見捨ててしまったら、誰も相手にしないだろう」とDV加害者を哀れに思い、言葉や体の暴力に耐える被害者も多いのです。

また、暴力をふるった後、急に優しくなる加害者もいます。

普段、暴力的な行為や言葉で痛めつけられている被害者はその優しさが忘れられず、いつまでも加害者と行動を共にすることもあります。

DV対策のポイント

「HELP」と書かれたボタンを押す女性

DVは決して許して良いことではありません。

家族内ですべての人は平等ですし、すべての人が家庭を安心できる場所だと実感できなくてはならないからです。

DV被害を防ぐ第一歩は、DV被害者が「私は今、DVを受けている」と気付くこと、そして、DV加害者が「自分がしている行為はDVだ」と気付くことです。

家族の中で誰かが暴力的な行為や言葉を繰り返す場合、その家庭にはすでにDVが生まれています。

場合によっては警察に相談するなどして、暴力が日常的になってしまう前に対策が必要です。

どこに相談して良いか分からないときは、内閣府の男女共同参画局が運営する「DV相談ナビサービス」に連絡してみましょう。

お住まいの地域のDV相談窓口や避難シェルター、カウンセリングセンターを紹介してもらうことが可能です。

暴力が続くと、被害者にとっても加害者にとっても暴力のある生活が日常となってしまい、自分たちが異常な状態にあることに気づけなくなってしまいます。

子どもや周囲の心に影を落とすことにもなりますので、とにかく早めに行動するようにしてください。

<参考:男女共同参画局「DV相談ナビについて」

DV時の心理を知って、加害者・被害者にならないように注意!

DV加害者はかならず「自分が暴力を振るったことも悪いが、させた家族も悪い」といいます。

この言葉には1つの真実もありません。

被害者は加害者をかばうのではなく、「間違っている」と声を上げ、迅速に周囲に助けを求めてください。

家庭は安らぐ場所であって、おびえる場所ではないということを忘れないようにしましょう。
 
 
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