民主主義とは簡単にいうと?意味・対義語・仕組み・問題点を紹介

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民主主義とは簡単にいうと?意味・対義語・仕組み・問題点を紹介
日本は民主主義国家と言われていますが「民主主義」という言葉の意味、きちんと理解して使えていますか?

この記事では「民主主義」の意味や定義について紹介するだけでなく、民主主義の対義語や仕組み、抱えている問題点について解説していきます。

民主主義とはなにか?言葉の意味

民主主義とはなにか?言葉の意味
民主主義について調べてみると、次のように説明されています。

デモクラシーdemocracyの訳。demos(民衆)のkratia(支配)というギリシア語が語源。支配の権威が民衆に由来し,その意味で支配者と被支配者が同一であるという主義,あるいはその原則にたつ政治体制(民主制)。君主制,神政政治などと対照的。〈民衆の福祉のために〉という啓蒙君主制や民本主義も民主主義ではない。

出典:民主主義|wikipedia

つまり、民主主義とは政治体制の一形態を指します。民主主義では権威を特定の支配者に持たせるのではなく、男性女性関係なく国民1人ひとりが権威を持っていると考えます。
また、政治的判断が必要な際には、民衆の意見を集約させて意思決定が行われます。

現代においては、日本やアメリカなどの先進国が民主主義で政治体制を築いており、21世紀においてポピュラーな政治体制と言えます。

民主主義では多数決で物事を決める

民主主義では、多数派の民衆の意見を反映させるために、多数決で物事を決めます。

多数決とは、ある議題に対してより賛成者の多い意見を採用する意思決定の方法です。日本では多数決の仕組みを政治に反映させるために、「間接民主主義(議会制民主主義)」いわゆる選挙が導入されています。

また、選挙だけでなく国会においても多数決によって議決を行います。

民主主義の対義語

民主主義は民衆の意見を反映させて行う政治体制のことなので、民主主義の対義語は、民衆の意見を反映せずに行われる政治体制を指します。そして、民衆の意見を反映させずに行われる政治体制は大きく2つの政治体制に分けられます。

1つ目は「独裁主義」「君主制」と呼ばれる政治体制で、1人の権力者によって政治的判断が行われます。

2つ目は「全体主義」呼ばれる政治体制で、社会全体の利益を優先して意思決定が行われます。全体主義は一見すると民主主義のようにも見えますが、優先するのは民衆の声ではなく全体の利益なので、民主主義とは異なります。

また、民主主義について語られる際に「資本主義」や「社会主義」「共産主義」などの言葉が出てくることがあります。これらは政治体制ではなく経済体制を示す言葉なので、そもそも違う分野の言葉になります。混同しないように注意しましょう。

日本の民主主義を担保する仕組み:三権分立制度

日本の民主主義を担保する仕組み:三権分立制度
<引用元:衆議院サイト

日本の政治は「立法権」「司法権」「行政権」の3つの国家作用から成り立っています。それぞれが持つ力は以下の通りです。

  • 立法権(国会):法を定める権力(立憲)
  • 司法権(裁判所):憲法、法規を適用する権力
  • 行政権(内閣):法を執行する権力

日本では民主主義を担保するために国家作用を3つに分立させています。どれか1つの機能が暴走したとしても、残り2つの機能が暴走を抑制する働きを用意されています。このような仕組みを『三権分立』と言います。

民主主義の問題点

民主主義の問題点
アメリカや日本など多くの先進国で導入されている民主主義ですが、完璧な政治体制とは言い難く、現状もいくつかの問題を抱えています。

ここでは民主主義で抱える問題点について特に大きな問題をご紹介します。

民主主義の問題点1.多数派による抑圧・少数派の切り捨て

民主主義では多数決によって物事が決まります。そうすると、多数派が少数派の意見を抑圧したり、少数派の意見が政策から切り捨てられたりするケースが発生します。

たとえば、ある法律に対して51人が賛成し49人が反対した場合、数で見ればほんの少しの差ですが、多数決を重んじる民主主義では49人の意見を切り捨てて51人の意見を優先することになります。

民主主義の問題点2.ポピュリズム発生による危険性

ポピュリズムという用語をご存知でしょうか? ポピュリズムはwikipediaで次のように定義されています。

ポピュリズム(英: populism)とは、一般大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、大衆の支持のもとに、既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想、または政治姿勢のことである。

<引用元:ポピュリズム|wikipedia

現代の日本に当てはめて言えば、投票権を持つ市民に気に入られるために、政治家が大衆の欲望や利益を煽るような発言をすることを指します。ポピュリズムには、大衆への好感度を優先することで問題の本質から離れていってしまう危険性があります。

中長期的に考えたときにはAという政策が良いとわかっていても、世論がBという意見を支持している場合は、選挙に参加している政治家としてもBという政策をマニフェストに掲げざるを得なくなります。

民主主義の問題点3.政治への無関心が広がる恐れ

「若者の政治離れ」という言葉がありますが、民主主義では大衆が政治へ無関心になりやすい危険性を含んでいます。

現在の日本では、若者と高齢者の人口を比較すると、高齢者の方が多くなっています。そうすると、ポピュリズムの影響もあって、高齢者向けの政策をマニフェストに掲げる政治家が当選しやすくなります。

これを見た若者が「どうせ投票しても若者の意見は反映されない」と失望して選挙に行かなくなると、ますます政治への無関心が広がり、偏った政治体制が生まれてしまいます。民主主義では全員が声を上げる権利を持っていますが、多数派の声しか採用されないという側面もあります。

民主主義とは簡単にいうと「国民一人一人が政治に参加できる仕組み」

民主主義とは簡単にいうと「国民一人一人が政治に参加できる仕組み」
民主主義とは、国民ひとりひとりが政治に参加できる政治体制、仕組みのことです。

全員が政治に参加する権利を持っていたり政治機能が3つに分かれていたり、民主主義は独裁主義とは対極的な政治体制になっています。

民主主義についての理解が深めると、日本の現状や問題点がわかりやすくなるでしょう。

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