経済指標とは?様々なデータからわかる世界の動き

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経済指標とは?様々なデータからわかる世界の動き

経済指標を見ることで、日本や海外の経済の動きを知るだけでなく、今後の動きを予想できます。つまり、経済指標は、投資の際に大きな戦力として活用できるのです。経済指標とは何か、また、経済指標の種類や数字の見方についてまとめました。

経済指標とは

経済指標とは

経済指標とは、政府や中央銀行、その他の公的機関が発表する経済状況を示す数値のことです。例えば、経済指標の1つに「失業率」があります。前回の計測時よりも失業率が増えているなら、景気が悪化していることや雇用ニーズが減っていることを読み取れます。今後、貧困家庭や社会保障費が増えていくことを予想できるでしょう。

なお、経済指標は各国が公表していますが、とりわけアメリカの経済指標は注目すべきです。アメリカの通貨である米ドルは、外国為替市場での取引高すべての通貨の40%以上を占める、世界でもっとも流通している通貨です。つまり、アメリカの景気や政策によって、世界全体の経済が大きく左右される傾向にあります。特に海外の債券や株式に投資をする場合や海外口座に貯蓄をする場合、FXなどの為替変動を利用した投資をする場合は、アメリカの経済指標に注目するようにしましょう。

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経済指標を構成する数値

経済指標を構成する数値

何の加工もされていない数値を「原数値」と呼びますが、原数値がかならずしも経済の動きを正確に表しているわけではありません。例えば飲料水は、気温が高くなる夏は消費量が増えて売上高も増加します。また、休暇や祝日が多い月は工場の稼働日数が減り、日給や時給で給料を受け取っている労働者の収入は低下します。一方、休暇や祝日が多いと余暇活動の時間が増えるため支出は増えますが、ボーナスなどの特別収入がある時期も支出が増える傾向にあります。

このように、支出や売上などは、景気だけではなく自然条件や暦の条件、制度・習慣による条件といった季節要因にも左右されます。季節要因による数値の変動は毎年の変動からある程度予想することができますので、原数値から季節要因を取り除いた数値を「季節調整値」と呼び、季節要因に因らない数値の変化を表示する際に用います。

また、「指数」は基準となる数値からの変化を示す数値です。指数がプラスのときは特定の分野で成長や増加があったと判断でき、反対に、指数がマイナスのときは特定の分野で衰退や減少が見られたと判断できます。

経済指標の種類

経済指標の種類

為替変動によって貿易や国内産業に影響が及び、経済指標が変動することもあります。反対に、経済指標の変動の影響を受けて、為替相場が大きく変動することもあります。とりわけ為替関連の投資をしている方にとっては、為替相場に影響を与える経済指標を知っておくのは大切なことです。相場へ大きく影響を与える経済指標とその読み方について見ていきましょう。

金利に関する指標

金利に関する指標の1つに、「政策金利」があります。政策金利とは、各国の中央銀行が一般の銀行に資金を貸し付ける際の金利を指します。経済指標のなかでも政策金利は国の景気を大きく左右する数値で、金融市場を調節するために、中央銀行や政府によって意図的に増加・減少されています。

例えば政策金利が上昇すると、一般銀行は中央銀行から高金利で資金を借り入れることになるため、個人や企業へも高金利で貸しつけることになります。個人や企業は借入を控えるようになり、景気は停滞・衰退する方向に動くでしょう。

反対に政策金利が低下すると、一般銀行が個人や企業に低金利で融資をおこなうようになります。企業にとっては設備投資や事業拡大がしやすくなり、個人にとっても住宅や自動車などを購入しやすくなるため、消費増大と景気拡大につながります。

景気に関する指標

景気に関する指標の1つに、「GDP(国内総生産)」があります。GDPとは、一定期間内に国内にどれだけの付加価値が生まれたかを示す経済指標です。付加価値とは物やサービスの生産額から原材料などの費用を差し引いたもので、製造や生産によって生み出された経済力の増加分を示します。国内で生まれた付加価値を合計したGDPを見ることで、それぞれの国の経済規模の変化を理解できます。

雇用に関する指標

雇用に関する指標の1つに、「雇用統計」があります。雇用統計とは、国内の雇用状況を示す指標です。雇用統計には、労働人口に占める失業者の割合を示す「失業率」や農業以外の労働者数を示す「非農業部門雇用者数」、正規雇用者の人数を示す「非正規雇用者数」などのさまざまな数値があります。

とりわけアメリカの雇用統計の中では「非農業部門雇用者数」が注目され、数値が増えると景気上昇や金融緩和に対する期待が高まります。そのため、非農業部門雇用者数が発表される第一金曜日になると、数値に影響を受けて為替相場が大きく動くことが多いです。

物価に関する指標

物価に関する指標の1つに、「消費者物価指数」があります。「消費者物価指数」とは、消費者が購入した物やサービスの価格の変動を示す経済指標です。特定の時点における物やサービスの購入価格と比べて、同じ物やサービスを購入したときの価格を指数値で表示します。

消費者物価指数は同じ物やサービスを購入したという仮定の下で算出しますので、物価そのものの変動を知ることができます。反対に、特定の時点と現在の消費行動の違いや消費者のニーズの違い、家族構成や必要量の変化は、消費者物価指数から読み取ることはできません。

貿易に関する指標

貿易に関する指標の1つに、「貿易収支」があります。貿易収支とは、輸入によって得られた金額と輸出によって得られた金額の差です。例えば日本の貿易収支が黒字のときは貿易相手国から受け取る外貨が増えるため、外貨を売って日本円を得ることになり、為替は円高方向に動きやすくなります。反対に日本の貿易収支が赤字のときは、外貨を買うことになるため、為替は円安方向に動きやすくなります。

貿易収支が黒字になると景気は上向きになり、国内の消費や雇用も拡大傾向になります。また、貿易収支はすでに得られている利益を基に計算するため、経済状況の実情を反映しやすく、投資において短期的な展望を立てるときにも活用しやすいです。

なお、貿易に関する指標には、「経常収支」もあります。経常収支とは、貿易収支とサービス収支、第一次所得収支(所得収支)、第二次所得収支(経常移転収支)をすべて合わせたものです。経常収支には貿易によって得た金額だけでなく、輸送や旅行によって得られた収支や海外への仕送りなども含まれていますので、海外との関わりにおいて生じた金銭取引すべてを見ることができます。

経済指標を知ると世界の状況がよめる

さまざまな経済指標を知ることで、国内の経済状況だけでなく外国とのかかわり方、諸外国の経済状況を知ることができます。投資をしている方だけでなく、これから投資をしようと考えている方や日本内外の経済情報や知識を敏感に取り入れておきたい方も、こまめにチェックするようにしましょう。

こちらではマクロ経済について詳しく解説しています。興味のある方はぜひどうぞ。
【関連記事:マクロ経済とは?基本やミクロ経済との違いをわかりやすく解説!

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