''イジメ追放!'' 世界に10万人の門弟・新極真空手 緑代表が語る諦めない精神

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NPO法人全世界空手道連盟新極真会代表理事の緑健児氏をゲストに迎え、空手一筋の半生からイジメ問題の現実、諦めない強い心の作り方、解決法を語っていただきます。

みなさんの「そこが聞きたい!」という部分を米田建三がズバッと斬り込み皆様にお届けします。

未来地図では、今後も他では見られないインタビュー動画を配信していきますので
『未来地図Ch』へのチャンネル登録を、ぜひお願いいたします!

YouTube:【''イジメ追放!'' 世界に10万人の門弟・新極真空手 緑代表が語る諦めない精神】

米田

みなさん、こんにちは。米田健三です。
『未来地図』直撃対談「米田健三のそこが聞きたい!!」。
今回は第2回ですけれども、ゲストは、新極真空手の代表・緑健児(みどり・けんじ)さんです。
新極真空手は、全世界に10万人の門下生を抱えている、すごい大きな組織です。
今日は、緑さんの空手道一筋のこれまでの半生と、そして、今日一番うかがいたいのは、いま若い世代の親御さんが一番心配しておられる「わが子がいじめにあうんじゃないか」と。
これはたいへん恐ろしいことで、この近代国家で、学校へやるのが親が怖いと。
こんなことがいつまでも続いてはいけないわけでありまして。
そのいじめ問題の解決について、緑さんはひとつの哲学を持っておられます。
そして少年少女に空手の道を教えることで、具体的にきちっとそれを克服しておられるので、その辺の話も聞きたいと思います。

米田

緑さん、こんにちは。今日はありがとうございます。

よろしくお願いします。

米田

この番組はですね、20代、30代の若い世代に向けて、社会・経済・政治の課題を語りかけ、そしてその疑問に答えることを目的にしています。
その中心がこの動画の対談ですので、今日はよろしくお願いします。

よろしくお願いします。

米田

今もお話しましたが、門下生が、全世界に10万人!すごいですね。

そうですね、100ヶ国を目標していたのですが、今年ついに101ヶ国になり、目標を達成しました。

米田

日本の武道は、いわゆるスポーツや格闘技としてのテクニックだけでなくて、精神性が伴いますよね。

そうですね。

米田

柔道でも剣道でも、もちろん空手でも精神性を重視しますが、海外の支部の方々も、精神性をしっかりと理解して広げているんでしょうか。

そうですね。日本の大山総裁の教えをそのまま自国で広げています。
強くなればなるほど、人を思いやる精神を持ち、先輩・後輩の立場を重んじて、礼儀・礼節をわきまえています。

米田

強くなればなるほどやさしくなれ、ということですね。
そして思いやりの精神と、礼儀・礼節をもって、人間関係を大事にしているんですね。

そうですね、はい。

米田

そういう意味では、もう何千人、何万人の門下生の方が、精神性が大事な武道だということを理解しながら広げていらっしゃる。

はい。
そして、やはり新極真空手・フルコンタクト空手は直接打撃制なので、人の痛みがわかるんですね。

米田

なるほど、実際に当てるから。

そうですね、勝負もはっきりしているし、痛みがわかる。
空手の精神は大人だけでなく子どもも、海外でも普及していますね。

米田

素人が直接打撃性と聞くと、死者が続出するんじゃないかと思ってしまいますが、そういうことはないんですね(笑)

全くそういう事故はないですね。
やはり、鍛えてる者同士が、一般上級だと鍛えに鍛えてるんで。
まあ多少の怪我はありますが。
2万人の中で、6割が小学生以下の子どもたちなんですね。

私たちの道場生募集のチラシには、「絶対にいじめない、そしていじめられない子に」と書いてあるんです。

米田

いじめない、いじめられない、そこは大事ですね。

道場には、本当に気の弱い子どもや実際に今いじめられてる子どもが、お母さんに連れられて来ます。
最初は「この子は続くんだろうか」と思っていた子どもでも、一生懸命コツコツ続けます。
あとは保護者のサポートが必要ですね。子どもがやめたいと言ったときに、じゃあやめていいよ、だとその子はそこで終わってしまうんで。
そこでがんばりなさいと言ってほしいですね。
がんばった子は、審査を受けて試合に出るようになったら、もうキリッとして、自分でいじめを克服します。

米田

自信がついてくるんですね。
大人からすると、子どもの世界の一見他愛もないようなことでも、子どもにとってはそれが人生のすべてですからね。
クラス全体からいじめられていたり、時には暴行も受けるとなったら、自殺してしまう子どもも出てくるんでしょうね。

本当にそうですよね。
ですから私たちは、いじめで苦しんでいる子どもにはぜひフルコンタクト空手を使って、いじめを克服してほしいです。
そういう役割じゃなきゃいけないと思ってます。
そして、強くなった子どもが、今度はいじめを止める役割を担っていってほしいと思います。

米田

未来地図というこのサイトでは、いじめ問題についての記事がよく読まれているんです。
自分の子がいじめにあうんじゃないかと、保護者として恐れているのではないでしょうか。
こんな国ありますか。原始時代の、密林の国じゃあるまいし。
世界に冠たる近代国家で、親が子どもを学校に行かせたらいじめられちゃうんじゃないか、下手すると死んじゃうんじゃないかと思っているんですよ。
これは大人の恥だと思います。大人の責任、政治家や役人、教師全部の大責任だと思います。
どう思います?
こんなみっともない国どこにあるのかと。
新聞見るたびに、私はいつも怒りを覚えます。

そうですね。

米田

今の大人は、ヘラヘラみんなのご機嫌を取って、いじめてる子どもにゲンコツしませんよね。
教育評論家みたいな変な連中は、いじめる側にも何か心の病があるとか、かわいそうとか言いますが、どこがだよと思いますね(笑)
いじめたらいけないんだって。
昔の会津藩の師弟の教育には、ならぬことはならぬという教育をしたという有名な話があるじゃないですか。
悪いことは悪いんだと、まず教えないといけないのに、学校の先生も妙な制約の中に怯えています。
それから、教育評論家っていうアホみたいな連中が、お前どっちの味方だよって思うような、わけのわからないことを言います。

そうですね。

米田

実際、いじめは犯罪ですよ。殴ったり蹴ったり、お金を持ってこさせたり。
それなのに誰も取り締まれないのはおかしいじゃないかと思います。
昔、私が衆議院の自治委員会で警察担当だった時に、学校に警察官か警察のOBでも常駐させろと言ったんですよ。
しかし、みんな、えー??なんて反応をしていました。
しかし、実際に警察が入ってもおかしくないくらい、日本の学校はひどい状態ですよね。
いじめた側のずるい子どもやその親たちが、少年法で守られてるから、自分の子が多少学校で暴れたって構わないんだって思っているとしたら、いじめという犯罪は厳罰にするのが第一だと思いますね。

そうですね。まずは親が絶対いじめはしちゃいけないと、普段から子どもに言わないといけないですし、学校の先生もきちんと伝えなきゃいけないと思いますが、確かにちょっと弱いかもしれないですね。
道場の先生がきちんと話をすると、子どもたちは目を輝かせて話を聞きます。
道場でも、いじめのニュースがあると「いじめを見て止めたことがある人手あげて」と聞くと、「止めた!」と言う子どもがいますね。「そうか、よくやった」と。
きちんと話をしていくと、正義感が子どもの中に生まれます。
そんな強くて優しくて思いやりのある子がクラスに一人でもいたら、クラスのいじめを軽減していきます。
いじめのないクラスにしてほしいから、君たちが正義の味方になれ、と。本当に強くなれ、強くなれっていう話を、道場ではしています。

米田

当たり前の人間の徳、弱いものをいじめてはいけないとか、卑怯な真似をしてはいけないとか、言われなくなって久しいですが。
緑さんの武道の世界の中に人間の徳がしっかりあることが、道場の子どもたちに大きな影響を与えているんですね。

弱いものいじめをせず、また、いじめてる子がいたらそれに立ち向かっていくっていうね。

米田

卑怯な真似をしてはいけない、弱者をいじめてはいけない、人の物を盗んではいけない、という当たり前のことなんですけどね。
変な評論家みたいのがいっぱいウヨウヨして、誰がいいのかわからなくなってしまう、妙な日本になっているわけですからね。

いじめられる子に理由があるとか、馬鹿な話ですよね。

米田

さて、オリンピックに空手が採用されました。
フルコンタクト空手ではなくて。

伝統派ですね。伝統派の空手がオリンピックに採用されました。

米田

考えてみたら、ボクシングはオリンピックの種目ですね。
ボクシングがよくてフルコンタクトがダメだというのはおかしな話ですよね。

米田

門弟には女性も多いそうですね。

多いですね。女の子も多いですね。
小さい女の子たちも、空手をやるとはつらつとしていきますね。
礼儀もきちんとして、試合に出て、明るくなっていきますね。

米田

試合ではグローブもつけるんですか?

付けます。グローブも足もヘッドギアも付けます。
みなさんはフルコンは厳しいなとか、怪我しそうだなとか言いますが、そんな怪我はないですね。

米田

特に女の子だと、もっと親御さん誤解して、うちの娘ボコボコになっちゃうんじゃないかとか心配しそうですが、そんなことはないんですね(笑)

ないです、ないです(笑)

米田

なるほど、なるほど。
やはりルールがきちんとあるんですね。
極真空手という素晴らしい世界を統率されて、だんだん広がっているんですね。

米田

そこで関心あるのが、緑さんの今日まで歩んで来られた道なんですけれども。
奄美のご出身なんですね。

はい、そうです。

僕は子どもの頃からずーっと体が小さかったんです。今でも小さいですけどね。
いじめられはしなかったんですけど、喧嘩に強くなりたいと思ったんです。

米田

なるほど。

柔道もやったんですが、なかなか勝てなくて。
その時にちょうど「空手バカ一代」を読んで、もう絶対に空手がやりたい、極真をやりたいという思いが募ったんです。
親父に、大学受験のために東京の高校に行きたいと言ったところ、親父も「おーし、行ってこい!」って言ってくれたんですね。
そして東京に来て、極真空手に入って、そこからもうのめり込んでいきましたね。

米田

なるほど。
15歳の時に奄美をあとにされて、東京に出て来られたということですか?

そうですね。

米田

それで26歳の時に一度区切りをつけられた。
それはどういうわけですか?

26歳、ちょうど10年東京にいました。
第4回世界大会に出て、負けて、本当に悔しい思いをしながら奄美に帰りました。
結婚して、そしてうちの親父の跡継ぎとして、採石・生コン業の手伝いをするということで帰りました。

米田

そこからなぜ空手に戻ってきたんですか?

ダンプ乗ったりユンボ乗ったりしてたんですけれども。
僕は、試合にあきらめて負けたんです。一番情けない負け方をしたんです。
それで、このままでいいのかと。これでまた、人生なにかあってもまたすぐあきらめてしまうだろうと、悶々としていたんです。
そんな時に、大山総裁の命で、スイスで演舞があるから来なさいと言われました。
まあ、演舞だったら行ってみようと思ったんです。

米田

実際の試合じゃないから、ブランクはあるけど、まあなんとかなるだろうと思ったんですね。

そうですね。演舞はそんなに激しいものではないので。
そうしたら、ひと月半くらい前になって師範から「あれ演舞じゃないぞ、実は試合みたいだぞ」って言われて。ええ?って(笑)

米田

それはなんですか、大山総裁が復帰させようとしたんですか。

そうなんです。
ひと月半必死になって練習しましたが、決勝相手がアンディ・フグ選手だったんです。
延長2回までは頑張ったんですが、やはりもうあきらめて。ああもういいや、と。もうきつい、ここで負けていいやって思いが募って負けてしまったんですね。

米田

なるほど。

もう本当に自分でも情けなかったです。
飛行機の中で、これはもう1回やるしかない、アンディ・フグにリベンジだと思いました。
気持ちを両親に話して、またうちの女房とも話して、もうやるだけやったらいいんじゃないと言われました。
そこから復帰して、世界大会に出ました。

米田

なるほど~。

そこが私が一番お話したいところがですね。
軽量級の試合は、同じ体重・強さなので、あきらめて負けることはありませんでした。
あきらめなかったら3回チャンピオンになってますけれど。
しかし、無差別になると必ずどこかであきらめてしまって、負けるんです。
僕が空手に惹かれたのは、大きい人間に勝ちたいという気持ちが根っこの部分にあったんです。
しかし、大きい人間と戦う無差別級の試合で勝てなくて。
このままずっとあきらめる男なのかという思いで復帰したはずなのに。

では、あきらめない気持ちを作るにはどうするか。
もう死ぬ気で稽古、誰よりも稽古するしかない。追い込んだ稽古しかないと。
世界大会をむかえて、ちょうど準々決勝で、身長187cm・体重110kgの選手と戦いました。
しかし、やはりそこで、「もうこれでいいや」と言う自分と、
「お前ここで頑張れ、このためにお前は苦しい稽古をしてきたんだろう」と言う自分がいて。

米田

自分の中で2人が問答してるわけだ。もういいじゃないかと。

天使と悪魔のささやきがあるわけですよ。

米田

両方あるわけだ。

そしてここでね、お前頑張れ!っていう方が勝ったんですよ。

米田

なるほど。

そうしたら、また体が動き出して、それで勝つことができたんです。
そのあとの準決勝、決勝は、自分が追い求めたことを掴んだ後だったので、本当に楽しく戦えました。
もう俺は絶対あきらめない、一番強いものを身につけた、掴んだんだっていう気持ちでした。

米田

つまり、自分はあきらめない人間だとわかったということですね。

やっと追い求めてたものを掴んだと。
その後、世界チャンピオンという座も掴むことできたんですが、一番大切なものはあきらめない、投げ出さないという精神です。

15秒ですね。15秒の格闘ですね。

米田

なるほど。15秒の我慢。

そうです。
これで、あきらめない!頑張れ!となったからこそ、今があると思うんです。

米田

世界大会でまた優勝されたのが29歳ですか?

29歳ですね。

米田

つまり4年ぶりに復活されたわけですね。

あきらめない・投げ出さないという心を自分は掴んだので。
これが自分の人生の宝になって、いろんな組織の中でいろんな問題があっても、絶対あきらめません。
この心があるからいつもポジティブ、プラス思考で乗り越えていくことができますね。

米田

すごくいい話ですね。すべてに通用しますね。
大体みんなね、15秒どころか、15日前くらいにやめちゃってるからね。もうこのくらいでいいやってなるから。

この15秒で、今の私の人生があると言っても過言じゃないですね。

米田

また最後に教育の話に戻りますが。
私は、日本は今、本当に大変な大国難だと思うんですね。
子どもというのは国の宝なのに。その親が自分の子を怖くて学校に入れられない状況になっているんだから、どうしようもない国ですよね。

私は、解決法はフルコンタクト空手に子どもを通わせることだと思います。

米田

なるほど、フルコンタクト空手でいじめをふっとばす、と。

そうですね、いじめをなくすと。

米田

世界大会は、年1回ですか?

4年に1度ですね。

米田

大会のご紹介を、ぜひしてください。

はい、ありがとうございます。
11月の9日・10日、世界大会が開催されます。
この世界大会というのはですね、大山倍達(おおやま ますたつ)総裁が、第1回から始めて、4年に1回の世界大会です。
日本人が、王座を第11回まで守っている大会です。
いろんなスポーツ・競技において、日本人が勝てない分野もありますが、私たちの新極真会だけは、第1回から第11回まで王座を守っているんで、今度は第12回も日本が王座を死守できるのかという点も見どころです。
もうひとつは、島本雄二(しまもとゆうじ)選手が第11回の世界チャンピオンなんですが、2連覇できるのか?という点が目玉です。

全世界101か国から選抜された選手が集いまして、男子167名、女子43名、この中から男女の世界チャンピオンを決める大会です。
海外から大勢のサポーターが来てですね、応援合戦になると思うんですけど。
日本からも大勢の応援があれば、選手はあきらめないで頑張れると思うので、日本選手団の応援にぜひ来ていたければと思います。

米田

今日は本当にありがとうございました。
これからもご健闘をお祈りします。

ありがとうございました。

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